大変だった友達関係(2)=過剰適応=

学校生活

前回の続きです

仲良く見えたけど…

小学2年生のときの出来事

学校には、色んなお友達がいます。

自己主張がしっかりできるけれど

相手の気持を察することが苦手で
結果的に我ままな振る舞いになってしまったり、

都合が悪くなるとウソをついてしまったり

子供なら誰にでもあることですよね

しかし、度を過ぎると周りから人が離れて
孤立してしまうことになります💦

息子はそんなお友達とも、
うまくコミュニケーションを取りながら、
関わることができていました。

ユウ君とは仲良くできるから、席も近い方がいいだろう

先生はこうお考えだったそうで

息子の席には、自己主張が強めのお友達が、
いつも近くにいる状況でした。

実は大変な毎日だった

息子はお友達からの強い要求に日々対応し、
大人の知らないところで
かなりの苦労をしていたようでした。

口頭で伝わりにくい時は、
お手紙を書いて伝えるなどの工夫もしていました。

息子が対応すればするほど、お友達の
「息子を独り占めしたい」
という気持ちが強まり、

息子は他の子と話すことも
難しくなっていたようです。

大変だけど、次の席替えまで頑張ろう

しかし、傍から見てると
仲良くしているように見えており

先生はもちろん、
私も息子が無理している状況に
気づくことができませんでした。

ショックだった席替え

息子が密かに待っていた席替えの日。

なんと

また前回と同じような席に
なってしまったのです!

……どうしよう……

息子は大ショックで帰宅し、
そこで初めて息子が
大変な状況にいたことを知りました。

席替えまでと思って
頑張ってたんだ…

気づけなくてゴメン!

息子は先生からの期待
私と保護者さん同士の繋がりも考慮して
自分の気持ちを言えなかったようでした。

すぐ先生に相談しました。

すみません…
てっきり仲良しだと思っていて…

この件は、相手の保護者さんにも相談し
お友達に気をつけてほしいことを
伝えるなどの対応をしました。
(保護者の方も非常に理解してくださいました)

私でも言いづらかったので
息子が言えなかった気持ちはよくわかる…

力尽きてしまった息子

しかし、お友達との関係をすぐに変えるのは難しく
息子の心労はなくなりませんでした。

そのうち、息子が聴覚の辛さを訴えるようになり
休み時間は保健室に避難させてもらうようになりました。

お友達は息子を好きなあまりに、
困った行動を取っている状況で、
決して故意の嫌がらせではありませんでしたが

息子が困っていることを伝えても、
低学年で理解することは難しかったと思います。

また、当時は息子の視野障害も感覚過敏も
何も明らかになっていない時で、
それらの配慮もできていませんでした。

様々なことが重なり、
息子は3学期から
学校へ行けなくなってしまいました。

不登校の根本的な原因に、
息子自身の視野障害・感覚過敏の疲れがあり、

最終的な引き金になったのが、
お友達関係だったそうです。

あの時、どうすれば良かったのかな…

今もわかりません。

ただ、息子としては
限界まで追い詰められないと、
「学校を休みたい」とは、なかなか言えなかった
そうです。

一人で過ごせていたら、まだ無理して学校で頑張っていたと思う

だから、みんな必要なことだった

遅かれ早かれ、息子は学校へ行けなくなったと思います。

※相手のお友達も心配でしたが、元気に過ごしていると聞きました。良かった…🥲

気付けなかった過剰適応

息子は昔から敏感気質の子だったので、
私はかなり注意を払って、日々接していたつもりです。

それでも、息子がここまでの無理をしていることに、気づけませんでした。

まだ小2なのに
無理してないフリが上手すぎる!

そこまでの自覚がなかったからね

こんなふうに

自分よりも他者を優先して
無理を重ねてしまう

というのは敏感っ子にはあるあるの

「 過 剰 適 応 」

というものだそうです。

息子は救急車などの大きな音で
ダメージを受けてしまうと別記事に書きましたが

れは不登校になってからのことで、

不登校前に、このようなことは
ありませんでした。

ずっと前から感覚は辛かったのに
無理して皆と同じように
振る舞っていたのだそうです(過剰適応)

本音を出せるようになったのは、学校に行けなくなった後だよ

過剰適応は、問題を起こす行動がないため
親も先生も、気づくのは難しいと思います。

また、どこへ行っても
適応しているように見せてしまうので…

「本当に適した場所」
を見つけるのが難しい!

息子はどこなら大丈夫なのか…
(今のところ、自宅だけ😰)

我が家は、まだまだ手探り中です。。

お読みいただき
ありがとうございました!✨

プロフィール


幼い頃から華々しいエピソードがあるわけでもなく、全体がすごい高IQなわけでもない。それでも「ちょっぴり」突出したものがある、そんな息子の日常を書いています。
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