とんでもない感覚過敏エピソード(3)

(前回の続きです)

石を持ち歩いてから、生活が変わりました。

それまでは救急車が通るだけで、音や刺激で疲弊し、うずくまって動けなくなってしまう状態でした。

(こんな日は疲れのため、食事もあまり取れなくなります。)

でも石を持ち始めたら、少し痛みは感じるものの、辛さがだいぶ緩和されたのです。

「痛いけど、前より軽くなった」

「そんならもっと、
デカくていい石買ってみよう!」
藁にもすがる想いでした。

ネットで水晶のことを調べていたら…。

「水晶の結晶構造は螺旋状になっており、右巻き、左巻きがあります。」と書いてあり。

「えー?!」

単なる「お守り」的なものではなく、ちゃんと物理的な理由があったの?

2008年 理化学研究所 プレスリリース
水晶を構成する原子のらせん構造をX線回折で“見る”ことに成功

特別なX線回折法により鏡像異性体(ふたご)を世界で初めて識別 - 円偏光X線とらせん構造が影響し合う回折原理を発見 - (プレスリリース) — SPring-8 Web Site
大型放射光施設(SPring-8)は、世界最高性能の放射光を利用することができる大型の実験施設であり、国内外の研究者に広く開かれた共同利用施設として、物質科学・地球科学・生命科学・環境科学・産業利用などの分野で優れた研究成果をあげています。本施設の運営は、財団法人高輝度光科学研究センターが行っています。

息子の言う「螺旋」という
キーワードと一致したのは、
単なる偶然なのかも知れませんが、

プラシーボ効果にしては
すごい効き目でした。

これまで、救急車や消防車、
工事現場や選挙カーなど、

近くを通るたびに
疲れで動けなくなってしまい、
大変な想いをしていました。

お医者さんに相談すると

耳栓やイヤーマフをしては?

ということで、
音の遮断も試しましたが
あまり効果がなく

ひたすら苦手な刺激を回避するしか
方法がありませんでした。

でも小さな石のおかげで、
苦手な刺激の前でも
普通に歩けるまで生活が改善し、

こんなことがあるの!?

本当に驚きました💦

今は、お気に入りの石をペンダントにし、
外出の際は必ず身に付けています。

ただ、何でも螺旋がいいのかは、わかりません。
単に、息子には合っていたのだと思います

息子の感覚が何なのか
いまだにわからないのですが、

単なる「気のせい」ではなく、ちゃんとした理由があるのかな?

と、考えさせられました。

ただし!この螺旋は
物理的刺激の波には
大きな効果がありましたが、

人からの刺激には
ほとんど効果がなく
💦

いまだに人が多いところへは、
行けない状況。

そのため電車などの利用が難しく、

まだまだ、手探りの生活は
続いています。

※本ページの漫画は、音声読み上げ機能に対応して作成しております。

プロフィール


幼い頃から華々しいエピソードがあるわけでもなく、全体がすごい高IQなわけでもない。それでも「ちょっぴり」突出したものがある、そんな息子の日常を書いています。
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