大変だった友達関係(1)

学校生活

息子は小学校2年生の2学期まで、行き渋りなく学校へ通っていました。

ただ、これは本人がひたすら我慢していたということは、後からわかったことです。

お友達と問題を起こすことはなく、むしろ、いつも多くのお友達に囲まれていました。

個人面談で言われたこと

【小2の個人面談にて】

この時言われたことは、今も印象に残っています。

ユウくんは、お友達にとても好かれていて、ユウくんの取り合いで、喧嘩が起きてしまうほどなんです

ケンカが?!

先日も、授業でペアを作るとき、誰がユウくんと組むかで喧嘩になりました

休み時間も、「僕が遊ぶ!」「私が!」と、取り合いになるほど大人気なんですよ~

この話は「お友達に好かれている」という良いお話だったのですが…

なんで皆で一緒に遊べないんだろう??

とても不思議に思ったのでした。。

「大好き」と言ってくれるお友達

学校へ用事があって行くと

ぼくユウくんみたいに優しい人、初めて会ったよ!世界で一番優しいよ!

わざわざ「息子が好きだ」と言いに来てくれる子もいて

世界で一番だなんて🤣
ありがたいなぁ~
お友達たくさんできて、良かったな~

と思っていたのですが…

息子がお友達の話をすることは、ほとんどありませんでした。

今振り返れば、「息子の取り合いで喧嘩が起きる」というのは

人間関係がアンバランスな状態だったのだと、理解できますが…

先生取り合いをするのと似た構図だった

当時はそこに問題意識を持てず、学校では楽しく過ごしているものとばかり思っていました。

無理をしていた息子

小1の節分の時期

「自分の困ったところを ” 鬼 ” に例えたら、どんな鬼になるかな?」

という課題が出されたことがありました。

・忘れ物多すぎおに

・おかし食べ過ぎおに

・テレビ見すぎおに

などを書くものでしたが

息子は…

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(小1)「気をつかいすぎ」おに
まい日ぼくは、きをつかいすぎていて、ぼくはまい日つらかったです。それでぼくは きをつかうのをへらして じぶんのこともかんがえました。そしたら きもちがらくになりました

どんだけ気遣ってんだ!

息子は相手の気持ちを汲み取ってしまうことで、それに合わせざるを得ない状況となり、毎日疲れていたようでした。

また、この状態が良くないことに、息子自身が気付いていました。

一人で過ごしたいなら、無理に相手に合わせなくていいんだよ

「1人でいたい」と伝えたこともあるけれど、相手が泣いてしまって、僕が先生から注意を受けたんだ

えー💦

先生は1人で35人もの世話をしなければならないので、小さなトラブルの詳細がわからないのも仕方がないと、息子は言っていました。

休み時間は保健室に行ったらどう?

みんな僕と遊びたいから行かせてくれないし、行ったらまた泣いちゃうよ

それに、相手の気持ちや、その先の行動が何となくわかってしまうと、それを無視するのも難しいよ

うーん、困ったなぁ

この件は小1の担任の先生にも相談していましたが

学校はお友達と一緒に外で遊ぶことを推奨しているので

「一人で過ごしたい」という希望は、そこまで重く受け止められませんでした。

私も

一人で絵を描くのは家でもできるから、学校では友達と遊ぶのも良いんじゃないかな~?

と思っていたし、先生も

皆の行動は、自然に落ち着くと思いますよ。

当時はそう考えていたのでした。

具体的な策は取れず…

しかし、小2になってからも状況は変わらないどころか、息子の取り合いで喧嘩にまでなっていたので、この件について改めて先生に相談しました。

息子はお友達と遊ぶよりは、一人で過ごしたいようなんです。

毎朝お友達がギューっとハグしてくれるのも、とても辛いようで。

「一緒に遊びたい」というのを注意するのは難しいですね…

いじめられているわけではないし、皆が悪いわけでもないですし

…そうですよね…

皆から好かれていて、良いことだと思いますけどね

先生のおっしゃるとおり、みんなが好きでいてくれることを、注意なんてできるわけがありません。

小さいうちは、こんな事はよくあることで、仕方がないのかな…

当時は、息子が本当は何を嫌がっているのかを理解できなかったし

「みんなが成長する過程で自然と解決するだろう」と考えて、具体的な対応を取ることができませんでした。

息子も自己主張が苦手なので

こういう人間関係の大変さも勉強のうちかな?

と思っているところがありました。

しかし、息子が「誰とでもうまくコミュニケーションを取っているように見える状態」が、後々

息子が不登校になる大きな要因を作ることになります。

(▼続きます)

プロフィール


幼い頃から華々しいエピソードがあるわけでもなく、全体がすごい高IQなわけでもない。それでも「ちょっぴり」突出したものがある、そんな息子の日常を書いています。
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