とんでもない感覚過敏エピソード(1)

※息子が小3の時のエピソードです。

息子の感覚過敏が尋常じゃないレベルだとわかったのは
母子で保健室登校をしていたときのことです。

痛い痛い。

息子が突然、涙目になって痛みを訴え始めました。

どうしたの?

校庭でボールを使って何かやってる。

え!

私は驚きました。そこからは校庭は見えないし音も何も聞こえなかったからです。

半信半疑で確認しに行くと…。

ちょうど体育の授業が始まり、
子どもたちがボールの
パス練習を始めたところでした。

本当だ!


感覚過敏って、こんなレベルなの?!

「学校に居場所なんてない…」と実感した出来事でした。

保健室とボール練習をしていた場所は
かなりの距離があったのですが

それでも辛い感覚が伝わるということは
学校の敷地内はどこもダメということです

それまで、静かな校長室・会議室
カウンセリングルームなど
色んな場所を試していましたが

ごめん…ここも辛い…

息子がワガママなのか…?
でも、そんなワガママ

言える子じゃないしなぁ
(息子は主張がとても苦手)

不思議で仕方がなかったのですが
この出来事がきっかけで

息子を理解するスタートラインに
ようやく立てた気がしたのでした。

ワガママなんかじゃ
なかった!!

その後、息子が
ボールから特殊な「波」の感覚が
伝わってくると話してくれました。
→「波の感覚」についてはこちら

ボールが地面で跳ねるとき
その衝撃で生まれる波が
直線的にぶつかってきて
すごく痛いんだ…

目に見えないもの
聞こえないものまで辛い

という想像を遥かに超える
感覚過敏でした。

息子は当然みんなにも
この感覚があると思っていたし

誰も「痛い」なんて言ってないから
自分も我慢しなきゃと思っていたそうです。

もしこのことに気付かないまま
無理やり学校に行かせていたら

息子は精神的に
病んでしまったでしょう。

表面だけで決めつけないで
よくよく本人の話を
聞いてあげなきゃいけないな

学校にこだわらず
息子が安心して勉強できる

環境を探そう

と、思った出来事でした。

自分の知っている感覚が
この世の全てでは
ないんだなぁ〜〜

小3の息子が、たどたどしくも
自分の感覚・辛さを
何とか言葉にしてくれて
本当に良かったです。

(↓続きます)

※本ページの漫画は、音声読み上げ機能に対応して作成しております。

プロフィール


幼い頃から華々しいエピソードがあるわけでもなく、全体がすごい高IQなわけでもない。それでも「ちょっぴり」突出したものがある、そんな息子の日常を書いています。
→息子のプロフィールはこちら

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