※息子が小3の時のエピソードです。
![息子の感覚過敏が尋常じゃないレベルだとわかったのは
母子で保健室登校をしていたときのことです。
痛い痛い。
息子が突然、涙目になって痛みを訴え始めました。
どうしたの?
校庭でボールを使って何かやってる。
え!
私は驚きました。そこからは校庭は見えないし音も何も聞こえなかったからです。
半信半疑で確認しに行くと…。
ちょうど体育の授業が始まり、
子どもたちがボールの
パス練習を始めたところでした。
本当だ!
感覚過敏って、こんなレベルなの?!
「学校に居場所なんてない…」と実感した出来事でした。](https://2e-gifted.com/wp-content/uploads/2023/10/20230211-01e.jpg)
保健室とボール練習をしていた場所は
かなりの距離があったのですが
それでも辛い感覚が伝わるということは
学校の敷地内はどこもダメということです
それまで、静かな校長室・会議室
カウンセリングルームなど
色んな場所を試していましたが
![](https://2e-gifted.com/wp-content/uploads/2022/04/icon-boy-komaru02.png)
ごめん…ここも辛い…
息子がワガママなのか…?
でも、そんなワガママ
言える子じゃないしなぁ…
(息子は主張がとても苦手)
不思議で仕方がなかったのですが
この出来事がきっかけで
息子を理解するスタートラインに
ようやく立てた気がしたのでした。
![](https://2e-gifted.com/wp-content/uploads/2022/04/icon-mama-komaru-02.png)
ワガママなんかじゃ
なかった!!
その後、息子が
ボールから特殊な「波」の感覚が
伝わってくると話してくれました。
→「波の感覚」についてはこちら
![](https://2e-gifted.com/wp-content/uploads/2022/04/icon-boy-sad.png)
ボールが地面で跳ねるとき
その衝撃で生まれる波が
直線的にぶつかってきて
すごく痛いんだ…
目に見えないもの
聞こえないものまで辛い
という想像を遥かに超える
感覚過敏でした。
息子は当然みんなにも
この感覚があると思っていたし
誰も「痛い」なんて言ってないから
自分も我慢しなきゃと思っていたそうです。
もしこのことに気付かないまま
無理やり学校に行かせていたら
息子は精神的に
病んでしまったでしょう。
表面だけで決めつけないで
よくよく本人の話を
聞いてあげなきゃいけないな
学校にこだわらず
息子が安心して勉強できる
環境を探そう
と、思った出来事でした。
![](https://2e-gifted.com/wp-content/uploads/2023/01/icon-mama-shock.png)
自分の知っている感覚が
この世の全てでは
ないんだなぁ〜〜
小3の息子が、たどたどしくも
自分の感覚・辛さを
何とか言葉にしてくれて
本当に良かったです。
(↓続きます)
※本ページの漫画は、音声読み上げ機能に対応して作成しております。
プロフィール
幼い頃から華々しいエピソードがあるわけでもなく、全体がすごい高IQなわけでもない。それでも「ちょっぴり」突出したものがある、そんな息子の日常を書いています。
→息子のプロフィールはこちら