プロフィール
ー YU ー
視覚にハンディキャップがあります。
「無理せず自分のペースで楽しみながら」を大切に過ごしています。
生まれた時から色々な刺激に敏感でしたが、幼稚園~小学校1年生までは普通に通っていました。(※)現在、小学6年生。
※幼稚園も学校も、相当な無理をして通っていたそうです。
▼朝日新聞の特集に掲載していただきました。
不登校と、障害
小学2年生の3学期から突然不登校に。
様々な検査の結果、目の見え方が特殊で、これまでずっと、非常に狭い範囲しか認識できていなかったことが分かってきました。(求心性視野狭窄)
検査は、スキャニング能力(※)を駆使して何とかクリアしていたため、「ちゃんと見えています」と誤解されることもありました。
※スキャニングについてはこちらに記載しています
医師の書類が揃わないままでしたが、教育委員会の方が大変理解してくださり、現在は普通学校から盲学校へ転校しました。
現在も登校はできておらず、自宅で親の代読代筆による学習と、盲学校の先生に週1回オンライン授業をしていただいています。
視覚に難があるためか、他の感覚(音、波動のような波の感覚など)が非常に敏感です。
WISK-4検査では、障害を併せ持つ「2Eギフテッド※」(言語理解IQ130以上)と言われています。
※「2E」とは、高い能力と障害(発達障害・視覚障害・聴覚障害など)を同時に併せ持ち、「二重に特別な(Twice-Exceptional)」という意味です。
・息子のWISK-4検査結果についてはこちら
・息子の特殊な認識の仕方(視覚編)はこちら
・息子の特殊な感覚過敏についてはこちら
性格
人の気持ちがわかり過ぎてしまい、常に人を気遣ってしまうため、自分のことを我慢しがち(HSC気質です)。
温厚で優しく、お友達からは好かれていましたが、大勢といると刺激に晒されて疲れやすいため、基本的には一人で静かな場所にいることが好きです。
好きなこと
絵を描くこと
とても個性的で緻密な絵を描きます。
ルリビタキの街
自分の作品も数mm四方のほんの一部しか見えません。下書きができず、いつもペンで一発描き。端っこからジワジワ描いていくような描き方です。
▼小3のとき、NFTART AWARDS 2021で金賞をいただきました。
※息子は賞金から50万円を、難民の方への支援、医療的ケア児など障害を抱えるご家族への支援、路上生活されている方への支援、視覚障害教育への支援、複数の団体に寄付しました
ギター
不登校がきっかけで、本人の希望によりギターを始めました。
TAB譜・楽譜を読むことができないため、音と指の形で覚えて弾いています。小5の終わりから本人の強い希望によりクラシックギターに転向し、現在はクラシック音楽を弾いています。
クラシックギターを始めてから半年ほどで全国コンクールに出場することができました(奨励賞:4位タイ)
次回も出場を目指して練習中です。
自然観察
昆虫や動物の観察が大好きで、毎日河川敷へ行き写真を撮っています。
特に野鳥が大好きで、図鑑に掲載の日本の野鳥670種は、見分けのポイント(側頭線・下尾筒の色や三列風切羽の形など細かいポイント)それぞれの種について、ほぼ全て記憶しています。
種や雄雌の識別が非常に素早いので、懇意にしているカメラマンさんから、種の同定を依頼されたり、ガイドとして一緒に来てほしいとお誘いを受けています。
▼息子が撮影した野鳥
その他 得意(?)なこと
レゴブロック・プチブロック
息子が幼稚園の年長さんの時にレゴブロックで作った、オリジナルの小惑星探査機「はやぶさ2」です(作成マニュアルなどは、ありません)。
「はやぶさ2」の写真も資料も何も見ずに、頭の中の記憶だけで作っていました。
この「はやぶさ2」はアンテナが動いたり、アームが伸びたり、内部の格納室など、色んなギミックも作られていました。
小5の冬から、100円ショップ ダイソーで購入した「プチブロック」でオリジナルのロボットを作るようになりました。
SNS上のロボットビルダーさん達と交流させていただきながら、今もブロック制作を楽しんでいます。
字は綺麗…?
小1の時の作文です。綺麗な字を書いていたので、書くことは得意なことだと思っていました💦
文字もスラスラ読めていたので、まさか読み書きに苦労していたとは全く気付けず…😓
現在は文字の読み書きは、させていません。
探求好き ※興味があることのみ
好きな事を探究することが好きで、夏休みの自由研究は、1年生・2年生と、賞をいただきました。(自治体では優秀賞・全国では奨励賞)
手書きで30ページほどあり、書くのは辛かったろうに…と思うのですが、好きな昆虫の事だから頑張れたそうです。
2年生の3学期から不登校になったので、自由研究は1年生・2年生の2つのみで終わってしまいました。
ー ぽこ ー
赤ちゃんのころから、敏感な息子に翻弄されてきました。
息子は目が正常に見えていないので、私が代筆代読で自宅で勉強を教えています。図などは触れて分かるようにするなどの工夫が必要で、試行錯誤の日々です。
息子をどうやって自立させてあげられるのか、不安や悩みは尽きませんが、とにかく元気で過ごすのが一番大事だと、毎日の自然観察に付き合っています。
登校できなくなった事例の一つとして、少しでも参考になることがあれば幸いです。
※記事の内容は、あくまでも個人の体験談です。専門的な知識はないため、その点についてはご了承ください。
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